椎間板ヘルニアは腰痛の原因ではない?
椎間板ヘルニアはもう誰もが知っている病名で、痛みを伴うというイメージは多くの人の頭の中にイメージとして植えつけられているものです。
しかし、TMS理論を発表したサーノ博士によると椎間板ヘルニア=痛みにはならないケースがあるといいます。それはこんな男性の話からはじまっていました。
この男性はとてもまじめで仕事もストレスを抱えながらも一生懸命にこなしていました。ある時、新婚旅行中に腰が痛くなり、「これで腰は完全にこわれてしまった」と感じたのだそうです。
彼は実は椎間板ヘルニアが以前に見つかっており、手術まですすめられていたのだそうです。サーノ博士はこの椎間板ヘルニアに関する情報や手術をすすめられたこと自体が痛みを増していた原因だといいます。
その彼ですが、3ヶ月間痛みに耐えた後、サーノ博士の著書を読んで自分はTMSになりやすい人の典型だと考え、サーノ博士の治療を受けたところ、彼の椎間板ヘルニアがある部位では起こりえない症状(膝から下にある前後の筋力の低下)が見受けられたそうです。
この痛みの原因が椎間板ヘルニアによるものではないと知ったこの男性の症状は急速に回復していきました。